皆さま、こんにちは!フィッティングスペシャリストの海老原です。
全国各地で開催している試打会では、日々たくさんの方々にPINGの最新クラブをご体感いただいています。
その中でも、私たちが大切にしているご提案の一つが「クラブの長さ」です。
前回は「長さを短く」調整したことによる変化をご紹介いたしました。
では今回、「長さを伸ばした」ことでメリットを得られたお客様のケースをご紹介いたします!
○お客様の希望を叶えるために…
今回は、ヘッドスピード37m/s前後のお客様のケースをご紹介します。
「もう少し飛距離を伸ばして楽にゴルフをしたい」という課題をお持ちの方でした。
▼試打結果
- 45.25インチ(マイクラブ)
方向性・飛距離共に安定しておりました。
ご本人もドライバーショットに対して苦手意識なし。
- 45.25インチ(ALTA J CB BLUE S ― G440 MAX 10.5°)
同じ長さ・重量帯で試打したところ、方向性はやや向上、飛距離はほぼ同等でした。
- 標準長46インチ(ALTA J CB BLUE S ― G440 MAX 10.5°)
長さを+0.75インチして、標準スペックにして打っていただきました。
飛距離が大幅に向上、方向性はやや右にずれてしまいましたがお客様の許容範囲内
〇スコアにどれだけの影響を与えるのか。
「ストロークス・ゲインド」の観点から考えてみると…

こちらは「ストロークス・ゲインド」を示した表です。
ショットの方向性と飛距離のバランスが、スコアにどれだけ影響を与えるかを示す指標です。
・横軸(OFFLINE SD INCREASE, FT):左右のばらつき度合い(単位:フィート)
・縦軸(DISTANCE GAINED, YD):飛距離の増減(単位:ヤード)
この交点にある数字がストロークス・ゲインドの値であり、
「ラウンドを通じて、ショットがどれだけスコアに影響するかを示す数値」です。
前回同様に、今回も男性ゴルファーの変化を見ていきましょう。
①:45.25インチ(マイクラブ)
②:45.25インチ(ALTA J CB BLUE S ― G440 MAX 10.5°)
③:標準長46インチ(ALTA J CB BLUE S ― G440 MAX 10.5°)
では、この異なるクラブセッティングの結果がどう変化したのでしょうか。
1:マイクラブ
今回はマイクラブの結果を基準として考えますので、値を「0」とします。

2:45.25インチ(ALTA J CB BLUE S ― G440 MAX 10.5°)
・横軸(OFFLINE SD INCREASE, FT):左右のばらつき3フィート減少(1ヤード)
・縦軸(DISTANCE GAINED, YD):変化なし
これを当てはめると、下の表のようになります。

マイクラブと比べると、方向性はわずかに向上し、飛距離に大きな変化はありませんでした。
ストロークス・ゲインドは「+0.5」となりました。
※この場合はスコアとしては0から0.5へ変化しているため、
平均で「0.5打」分改善が見込めるということを表しています。
3:標準長46インチ(ALTA J CB BLUE S ― G440 MAX 10.5°)
・横軸(OFFLINE SD INCREASE, FT):左右のばらつき9フィート増加(+3ヤード)
・縦軸(DISTANCE GAINED, YD):12ヤード向上
これを当てはめると、下の表のようになります。

方向性はやや犠牲になったものの、飛距離アップの効果が上回り、
ストロークス・ゲインドの値は+0.5から+1.0に改善しました。
これによって、マイクラブと比較すると
1ラウンドあたりドライバーショットだけで平均「1打」分の改善
が見込めるという結果に繋がりました。
「長さ」だけを切り取ってもさまざまな選択肢が考えられます。
ゴルファー一人ひとりのプレースタイルや目的によって、最適な長さは変わってきます。
〇最適なクラブの長さが、最高のパフォーマンスを引き出す
クラブの長さは、単なるスペックではなくパフォーマンスを左右する重要な要素です。
・長くして飛距離を伸ばす
・短くして安定性を高める
どちらも正解であり、
最適解はゴルファーによって異なります。
今回のように「長くする」ことで結果が良くなる方もいれば、
前回のように「短くする」ことで結果を得られる方もいます。
重要なのは、
「自分にとってどちらが最高のパフォーマンスになるか」を知ることです。
〇まずは一度試してみてください
今回の事例のように、「長さ」だけでも結果は大きく変わります。
ぜひフィッティングを通じて、
あなたに合った『最適な長さ』を見つけてみてください。
お近くで開催の際には、ぜひお越しください。

