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【ゴルフギア取材の裏コラム】クラバーのピンっ!ときた話

【第4回】Part02:打球音で選ぶ編 ANSWERはゴルファーの数だけ存在する

打球音で選べる!PINGパターのモデルバリエーション

「正解はゴルファーの数だけ存在する」。
そのことを示すもう一つのポイントが"打球音"にあるでしょう。最新のPINGパターバリエーションには、大きく分けて樹脂インサートを採用した『SIGMA2』と303ステンレスフェースの『VAULT 2.0』の2カテゴリーがあり、そのそれぞれにブレードタイプからネオ・マレットまで様々なヘッド形状のモデルが用意されています。

個人的にはこのインサートの違いこそ、PINGが用意した"打球音のバリエーション"だと解釈しています。

ご存知の通り、パターには微妙な距離感、タッチが求められます。打球音の微妙な違いでゴルファーは芯の位置を知り、わずかな打点のズレを感じとります。そして、その打点の違いが転がりにどう影響するのかまで、"感覚的"に把握してパッティングを行なっているのです。打った瞬間に弱い!強い!と反応できるのも、無意識に音で距離を測っているからです。心地よい打球音であることは、微妙な距離感、タッチを出すために欠くことのできない大切なパターの"機能"なのです。

余談ですが、かつてPINGのクラシックパターには『ANSER』と『ANSER 3』というモデルがありました。どちらもマンガニーズブロンズで形状もほとんど同じでしたが、大きな違いがソールのフランジにありました。『ANSER』には“スリット(貫通した切れ目)”が入り、『ANSER 3』にはそれがなかったのです。

  • 打ってみるとスリット入りの『ANSER』はキン!とやや軽めの金属音がしました。一方の『ANSER 3』はコツ!っと、控えめでソリッドな音を出しました。どちらが好きか、タッチが合いやすいか? 打ち比べてみればその違いは一目瞭然でした。今思えば、それはカーステン・ソルハイムが用意した打球音のバリエーションだったのかもしれませんね。目と耳で感覚的に選べる豊富なモデルバリエーションがあること。それが創業以来、PINGが守り続けてきた伝統です。考えてみれば、PINGという社名も第1号パター『1A』を打った時の打球音に由来しています。皆さんはどんな打球音が好きでしょうか?ぜひ、様々なモデルを打って確かめてみてください。

  • 1Aの打球音
SIGMA2 ANSER
VAULT 2.0 DALE ANSER
  • SIGMA2 ANSERの打球音
  • VAULT 2.0の打球音

クラバー

高梨 祥明Yoshiaki Takanashi

ゴルフ専門誌のギア担当として、長く国内外のゴルフメーカーの開発中枢を取材。2013年に独立しフリーライター/編集者として活躍中。愛称のCLUBERは、GOLF CLUB LOVERを縮めた造語。

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